HOME > ご利用の皆様へ > 専門医からのアドバイス
専門医からのアドバイス
胆石症
胆石症の聞きたいあれこれ、Q&A形式にしました。参考にして日常生活に役立てて下さい。
胆石はどうして出来るのですか?
胆嚢内に出来た石を胆石と言いますが、その原因は、胆汁成分の異常、胆道の炎症などです。これらの組み合わせで、コレステロール、ビリルビン、カルシュウムなどを成分とした石が出来ます。また、脂肪の多い食事、肥満なども原因になります。
どんな検査で判るのですか?
超音波検査で胆石の数や胆嚢の状態が概ね判ります。その他に、CT検査や造影剤を使ったレントゲン検査が必要になることもあります。
胆石症になったらどうしたら良いでしょうか?
痛み等の症状の無いときはそのままでよいのですが、しばしば疼痛発作を起こす時や、発熱などを伴ったときには、入院治療が必要です。食事を止めて、抗生物質と点滴を行い、痛みや、熱などを押さえてから手術が必要です。出来れば、症状が出る前に、会社などが休める時に、手術を受けたほうが手術も簡単で、早く退院できます。
腹腔鏡下手術:どんな手術なのですか?
通常の開腹手術よりも傷が小さいために、手術後の痛みが少なく、回復が早く、入院期間が短くてすみます。2週間くらいの入院が必要でしたが、腹腔鏡手術では、4~7日位で退院できます。
腹腔鏡手術:すべての人に行えるのですか ?
以前に手術を受けたりして、お腹の中に癒着があるときは難しくなります。又、胆嚢炎や腹膜炎を起こしているときは、通常の開腹手術になることもあります。手術中にトラブルが起きたときには、開腹手術に変わるときもあります。
手術を受けても、元と同じ生活が出来ますか?
手術の影響は1,2ヶ月でなくなり、仕事も、スポーツも元通り出来るようになりますが、やはり、暴飲暴食は避けなければいけませんね。